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丸紅が北海道石狩湾で洋上風力発電の新設を計画 環境アセスメントの手続きに入る

丸紅が北海道石狩湾で洋上風力発電の新設を計画 環境アセスメントの手続きに入る

EnergyShift編集部
2021年02月27日

丸紅は北海道石狩湾において、洋上風力発電事業開発の検討を進めている。

2021年2月25日、開発可能性調査のため、環境影響評価法に基づき「(仮称)北海道石狩湾洋上風力発電事業計画段階環境配慮書」およびその要約書を経済産業大臣、北海道知事、石狩市長、小樽市長及び札幌市長に提出した。丸紅ウェブサイトでも閲覧が可能。

同配慮書及びその要約書について、環境影響評価法に基づき、2021年2月26日から2021年3月29日の期間、関係する行政機関等での縦覧に供するとともに、サイトで公表している。

要約書によれば、関係市町村は北海道の石狩市、小樽市、札幌市。設備規模は出力最大1,000,000kW(1,000MW)で、9,500~14,000kW級の風力発電設備を最大105基設置すると計画。着床式を基本とし、水深の深い一部では浮体式も検討しているという。

昨年(2020年)12月に経産省は、洋上風力発電の拡大について、2040年に北海道電力内で最大1,465万kWを導入する数値目標を示した。全国目標の最大4,500万kWの3割にものぼる数値だ。しかし、特に送電網の問題があり、道内で消費しきれない電力をどうするかが課題だ。

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北海道は風況が良いため、すでに多くの計画があり、風力発電銀座とも言われている。小樽市が公開している環境影響評価では石狩湾の洋上風力発電所計画が多く並ぶ。

一方、丸紅では秋田県能代港、山形県遊佐町沖でも洋上風力発電プロジェクトが進んでいる。

参照
丸紅:北海道石狩湾における洋上風力発電事業に係る計画段階環境配慮書の提出および縦覧について 2021.2.25
小樽市:環境影響評価書の実施状況

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