リンナイの「ECO ONE」がECHONET Lite通信を活用 太陽光発電や蓄電池システム連携のスマートハウス仕様に | EnergyShift

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リンナイの「ECO ONE」がECHONET Lite通信を活用 太陽光発電や蓄電池システム連携のスマートハウス仕様に

リンナイの「ECO ONE」がECHONET Lite通信を活用 太陽光発電や蓄電池システム連携のスマートハウス仕様に

2021年06月29日

リンナイ株式会社は、埼玉県さいたま市が、太陽光発電や蓄電池システムが活用された「次世代自動車・スマートエネルギー特区」に指定した戸建て分譲地、「『浦和美園 E-フォレスト』シリーズ第3期」において、株式会社Looopが手掛けるエネルギーマネジメントシステム「エネプラザ」の給湯機器に、ハイブリッド給湯暖房システム「ECO ONE(エコワン)」が採用されたことを発表した。

ECO ONE(エコワン)はガスと電気でお湯をつくり、家をあたためる機械。家庭のエネルギーの65%は給湯と暖房が消費すると言われているが、Looopが供給するエネプラザは、分譲地内の太陽光発電の自家消費率を最大化させ、発電側と需要側双方のエネルギーマネジメントを行うため、無駄のない給湯や暖房を実現する。
また、独自の制御ロジックによって、ECO ONE(エコワン)が太陽光発電による電力を最大限活用するようにコントロールされ、リモコンの自動切り替えによって、よりグリーンに洗練された省エネが叶う仕組みとなっている。


リモコン画面のイメージ図: 太陽光発電モード選択時の画面
(「エネプラザ」が自動で切り替えるため、ユーザーによる操作は不要)
系統停電時には、限られた電力を有効利用するため、ECHONET Lite通信を活用してECO ONE(エコワン)のヒートポンプ沸き上げ貯湯を停止し、ガスで給湯

戸建て分譲地内のエネルギーマネジメントシステムにECHONET Lite通信*¹を活用してECO ONE(エコワン)を利用し、同通信規格のハイブリッド給湯機クラス規定が用いられる事例は国内初。

リンナイは、このECHONET Lite通信規格のハイブリッド給湯機クラス規定に、ECO ONE(エコワン)の全機種を対応させ、HEMS(家庭でのエネルギーマネジメントシステム)などのコントローラと通信連携することで、太陽光発電を生かしたバーチャルパワープラント*²(VPP)や、ディマンドリスポンス*³(DR)、また、停電時の給湯確保を実現したレジリエンスにまで貢献していく意向だ。

*1:ECHONET Liteは、エコーネットコンソーシアムが定めた、スマートハウスと実現する通信プロトコル。2012年に経済産業省が設置したスマートハウス標準化検討会において、スマートハウスを構成するHEMSの公知な標準インターフェースとして推奨されている。
*2:情報通信技術等により、分散するエネルギーリソースを統合的に制御し、あたかも一つの発電設備のように機能する仮想発電所。
*3:需要家側のエネルギーリソースを制御して、電力需要パターンを変化させること。

EnergyShift編集部
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