あっぷさいくる(アップサイクル):毎日連載!日本一わかりやすい脱炭素用語解説しりとり 第157語 | EnergyShift

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あっぷさいくる(アップサイクル):毎日連載!日本一わかりやすい脱炭素用語解説しりとり 第157語

あっぷさいくる(アップサイクル):毎日連載!日本一わかりやすい脱炭素用語解説しりとり 第157語

こんにちは。カーボンニュートラルや脱炭素を、よりやさしく、よりゆるく紹介することを目指しています。脱炭素用語集です。漢字が硬い。

しりとり、やっています。もちろん、脱炭素、カーボンニュートラル、気候変動しばりです。昨日は「ウェア」でしたので、今日は「あ」。

あっぷさいくる(アップサイクル)

アップサイクル、聞いたことないという方も、ちょっと説明するだけでああ、あれね、という方も多いと思います。

3とか4とかのRってありますよね。リサイクル(再資源化)、リデュース(ごみを減らす)、リユース(再利用)が3。最近はこれにリフューズ(ごみになりそうなものを受け取らない)で4Rといいます。

どれも「ごみ」を減らすものです。ごみは処分にも温室効果ガスが発生したりとライフ・サイクル・アセスメント的にも脱炭素的にもよろしくないので、いまや常識といっていいでしょう。

では、アップサイクルとは何か。「サイクル」とあるので、どうやらリサイクルに関連するのではないか。しかし、リ、ではなく、アップ。アップ?

英語で書くと、Upcycle。つまり、上にあげるサイクルという意味。アゲアゲです。まだわかりにくい。何をアゲアゲにするのか。

リサイクルするときに、もとのものより価値のあるものにすることをいいます。価値をアゲるんですね。アップグレードのアップです。

通常、リサイクル、リユースというと、もとの製品をそのまま、もしくは多少価値や機能が低くなっても使い続けることを指します。もちろん、修理などはおこないますが、基本的にはもとの製品の延長線上にあります。

それに対して、アップサイクルはもとの製品からジャンプアップして再利用することをいうのです。

具体的なものでいったほうがわかりやすいでしょう。スイスの「フライターグ」というかばん屋さんがあります。かばんの他に小物入れ、財布なども作っています。なかなかデザインもかっこいいのですが、このフライターグの製品は、トラックの帆布(幌)、車のシートベルト、自転車のタイヤなどをばらして、再利用しているのです。

ですので、フライターグの製品は同じデザインのものはひとつとしてありません。だって使い終わったトラックの帆布が原料なのですから。赤いのや黄色いの、ロゴの入ったのやさまざまです。しかも、そうした材料は非常に高機能です。つまり、強い。破れにくい。頑丈。

こうしたフライターグの製品作りは、もとあった製品を、高機能、かつ価値の向上もできている、アップサイクルの典型例といえるでしょう。

アップサイクルのアゲる価値には、デザイン性も重要だと思います。かっこいい、キレイな製品作りが成功のカギを握るのではないでしょうか。フライターグのバッグほしい。

しりとりは続きます。明日は「る」。ではよい一日をおすごしください。

ひとつまえのしりとり(ウェア)

 

これまでのしりとり

しりとり

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あっぷさいくる(アップサイクル)

 

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