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台風シーズン到来 自然災害の備えに「住宅用蓄電池必要」が約8割

台風シーズン到来 自然災害の備えに「住宅用蓄電池必要」が約8割

2021年08月13日

記録的な豪雨や自然災害が相次ぐ中、地球温暖化によって台風の災害リスクの増大が懸念されている。今年も台風シーズンが到来する中、自然災害への備えとしておよそ8割の人が「住宅用蓄電池が必要」だと考えていることが民間企業の調査でわかった。

電力小売りや住宅用蓄電池などの販売を手がけるリミックスポイントが8月12日、発表したアンケート結果によると、20歳から69歳の男女1,000人に「自然災害による大規模停電の増加で、災害時に非常用電源として利用できる住宅用蓄電池が必要と思うか」と尋ねたところ、75.9%の人が必要だと回答した。

調査では、「大雨・台風や土砂崩れ、高波、地震や津波など、自然災害について、不安を感じるか」という問いに対し、83.6%の人が「不安を感じる」と答えた。また、自然災害への「対策意識」の高まりについて質問したところ、「高まっている」と回答した人は76.2%だった。

自然災害への不安や意識が高まる中、「家を建てる際、あったらいいと思える防災設備は」という問いでは、1位が停電時に必要な電力を確保できる「住宅用蓄電池」で54.0%だった。2位は停電時でも自宅で発電できる「太陽光発電システム」で39.8%という結果になった。

住宅用蓄電池があれば、夜の停電時でも日中にためておいた電気を使うことができ、照明や空調、スマホの充電など停電時における不安を解消することができる。調査結果は、大雨や台風、土砂崩れなどの自然災害が相次ぐ中、一般消費者は災害への備えを真剣に考えざるを得ない時代に入ったことを示している。

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EnergyShift編集部
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