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韓国が水素推進で15社連合 供給整備網に4兆円投資

韓国が水素推進で15社連合 供給整備網に4兆円投資

2021年09月09日

日本をはじめ世界各国で水素関連の推進団体が設立されている。日本では2020年12月に「水素バリューチェーン推進協議会」を立ち上げ、今年8月で250社が参加している。欧州では「欧州クリーン水素アライアンス」が発足している。

今月8日、韓国で「コリアH2ビジネスサミット」が発足した。現代自動車、SK、ハンファ、GS、ボスコ、ロッテケミカルなどの大企業12社が参加している。参加企業全体で2030年までに43兆4,000億ウォン(約4兆1,200億円)を投資し、水素生産など供給網を構築する。協議会は現代自動車、SK、ポスコが主導して設立された。

参加企業は水素製造・貯蔵(SK、ポスコ)から、出口の水素燃料自動車(FCV、現代自動車)まで、一連の産業が揃っている。韓国は特にグリーン水素の製造が地理的な面で不利といわれ、水素活用分野に今まで集中してきたが、今後は生産、貯蔵、運輸等で巻き返しを図りたい考えだ。まずは協議会を通じて供給網を含む水素サプライチェーンの確保に注力する。また、政府にも協議会を通じて政策提案をしていくという。

EnergyShift編集部
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