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IKEA、オーストリア・ウィーンにサステナブルな店舗をオープン

IKEA、オーストリア・ウィーンにサステナブルな店舗をオープン

2021年08月30日

IKEAは2021年秋、オーストリアのウィーンにWestbahnhof Wien店をオープンする。

IKEAといえば青と黄を基調とした外観が定番だが、今回オープンする店舗はこれまでのIKEAの店舗と大きく異なり、各階にベランダを設け、屋上は店舗営業時間外も開放のテラスガーデンになり、合計160本の木々が5面に配置される。水と肥料はセンサー制御により供給される。緑地も整備され、合計で2ヘクタール以上の葉面積になるという。

ベランダの木々は、ガラス張りの店舗の日よけとなるだけでなく、暑い日には6kg以上のCO2を吸収し、外気を浄化する(以前ここにあったビルと比べて最高3倍のCO2を吸収)。

また、ENVI-metを使用した専門家のシミュレーションによると、店舗周囲の気温を最大1.5℃下げると算出されている。屋上テラスは、暑い日の体感温度が以前よりも12℃以上も低くなるという。

同発表の中でGREENPASS CEOのFlorian Kraus氏は、「今回の新店舗に多くの懐疑論者が来店し、生活の質と気候回復に向けた都市空間の変革の道が形作られることを願っています」と述べている。

EnergyShift編集部
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