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関西電力や出光興産ら、EVの電力を一般家庭へ自動給電 実証実験始まる

関西電力や出光興産ら、EVの電力を一般家庭へ自動給電 実証実験始まる

2021年12月07日

関西電力、出光興産、住友電気工業ら3社は、電気自動車(EV)やプラグインハイブリッドカー(PHEV)に貯めた電力を住居に放電する実証実験を始めたと12月6日に発表した。

3社は、参画する「関西VPPプロジェクト」において、VPP(仮想発電所)の構築や事業化のため、2016年度から一般家庭向けにEV等をエネルギーリソースとして活用する取り組みを行ってきた。

昨年末から今年1月にかけて需給ひっ迫に伴い市場価格が高騰したことを踏まえ、あらかじめEV等に貯めた電力を主に卸電力市場価格が高くなる時間帯に、遠隔制御で住居に放電して家庭の電力をまかない、需給バランスの調整機能の一部として活用できるかを実証する。

翌日のEVの使用予定を専用アプリに入力し、使用に支障がない範囲で住居に電力を自動供給する。関電がEVの充放電遠隔制御技術を、出光興産が実証で用いる料金メニューを、住友電工がサーバーおよびスマートフォンアプリ開発などを担う。実証期間は2022年1月30日までを予定している。

 

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