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水素燃料エンジン開発へ 川崎重工ら3社が船の脱炭素に向け連携

水素燃料エンジン開発へ 川崎重工ら3社が船の脱炭素に向け連携

2021年08月03日

船の脱炭素に向け、川崎重工業とヤンマー子会社など3社が共同で水素燃料エンジンの開発に取り組む。8月2日、3社は新たな共同出資会社「HyEng」を設立した。

純国産エンジンメーカーである川崎重工、ヤンマー子会社のヤンマーパワーテクノロジー、そしてジャパンエンジンコーポレーションの3社は、燃料時にCO2を排出しない水素を燃料とした船用エンジンの開発に乗り出す。3社は今年5月、共同開発に合意しており、今回、共同出資による新会社「HyEng」を設立した。

今後、HyEngにおいて水素燃料エンジンの開発ほか、水素燃料に関する国際的なルールづくりなどにも取り組んでいく。

IMO(国際海事機関)は、今世紀中のできるだけ早い時期に温室効果ガスの排出をゼロにする目標を掲げており、日本国内でも運航時にCO2を排出しない次世代燃料船の開発や実証が進んでいる。

HyEngでは世界に先駆け水素燃料エンジンを開発することで、船舶分野の脱炭素化を推進したい考えだ。

 

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EnergyShift編集部
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