7⽉6⽇、いちご株式会社は、2025年までに事業活動で消費する電⼒を100%再⽣可能エネルギーにするという新しい目標を発表した。同社が運⽤する上場投資法⼈(いちごオフィス、いちごホテル)が保有する不動産で消費する電⼒を含め100%再⽣可能エネルギーとする。
不動産大手のいちご株式会社は、クリーンエネルギー事業を積極的に推進している。現存不動産を活かし、遊休地を有効活⽤し、国内エネルギー⾃給率への貢献に向けたクリーンエネルギー事業を展開する「サステナブルインフラ企業」と自社を規定している。
いちごでは今年2月に「RE100」にすでに加盟しているが、今回の新目標はRE100⽬標達成年限を2040年から15年前倒しし、2025年にするもの。
同社は太陽光発電、および⾵⼒発電所の開発・運営を行なっており、現在52発電所・約157MWに及ぶ(開発確定済発電所を含めると約200MW)。
グリーンバイオマス事業についても計画があり、今後も再⽣可能エネルギーの創出に注⼒し、国内エネルギー⾃給率向上に貢献していくという。
また、同社が事業の軸としている「⼼築」事業では、現存不動産を壊すのではなく「活かす」ことによる⻑寿命化・省資源化を図っている。不動産の解体や材料の廃棄、新たな建築のための材料製造における消費エネルギーは膨⼤だ。
同社は建物診断により環境負荷低減の観点から不動産の評価・改修⼯事を⾏っている。同社では持続可能な建物を増やし街や⼈々と結びつけることで、サステナブルインフラを提供し、環境負荷を低減して行く考えだ。
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