9月13日、経済産業省は電気の使用者から支払われた賦課金(納付金)を納付しない電気事業者として、フェニックスエナジー、ファミリーエナジー、FTCエナジーの3社の社名を公表した。
3社は、納付期限である2021年8月31日までに納付がなく、督促状により9月10日を期限に督促されていたが同日までに納付しなかった。
期限までに納付金の納付がない電気事業者については、費用負担調整機関が督促状により期限を指定して納付を督促することになっている。当該期限までに納付がない場合は、再生可能エネルギー特別措置法の規定に基づき、納付していない旨を公表しなければならない。
フェニックスエナジーとファミリーエナジーの2社は、8月にも社名を公表されており、今回が2回目となる。フェニックスエナジーは7月21日、ファミリーエナジーは8月4日に東京地裁より破産開始決定を受けている。
今年1月、電力需給のひっ迫により卸電力市場の価格は高騰し、多くの新電力が経営危機に追いこまれている。今後も再エネ賦課金未納の企業が増える可能性がある。
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