東京ガス株式会社は、東京ガスの低圧電気利用者を対象に2021年8月24日から、家庭向けデマンドレスポンスの実証を開始する。
本実証は、東京ガスが前日告知した対象時間での節電実績に応じ、ポイント還元を行うことで、利用者の自発的な節電行動を促し、電力需要の抑制・系統負荷の平準化の実現を目指す取り組みだ。
脱炭素社会の実現に向けては再生可能エネルギー由来の電力の普及とともに、発電量が不安定な再生可能エネルギーの出力変動に対する調整力の確保が求められる。デマンドレスポンスは電力の需要側をコントロールする取り組みであり、調整力確保の手段として期待されることが本実証の背景にある。
東京ガスは本実証を通して、利用者との連携を通じた安定的かつ効率的な電力システムの構築を目指すという。
また、東京ガスグループは、経営ビジョン「Compass2030」で「価値共創のエコシステム構築」「CO2ネット・ゼロへの挑戦」「LNGバリューチェーンの変革」を掲げている。
今回の利用者参加型の取り組みなど、エネルギーマネジメントの高度化による効率的なエネルギー利用を通じ、脱炭素社会の実現に貢献していくとのことだ。
ニュースの最新記事