J-クレジット制度は、中小企業などの省エネルギー機器の導入や森林経営などの取組による温室効果ガスの排出削減量や吸収量をクレジットとして国が認証する制度のこと。前身の制度として経済産業省主導による「国内クレジット制度」と環境省主導による「J-VER制度」があったが、これらを一本化して平成25年度より、経済産業省・環境省・農林水産省(制度管理者)により運営されている。\nJ-クレジット制度を通して、中小企業や自治体などの省エネ、低炭素投資などを促進し、クレジットの活用による国内での資金循環を促していくことを目指している。J-クレジット制度は、排出削減量をクレジットという形で売買できる仕組みだが、クレジットはプロジェクト実施者と購入希望者間との間の自由な相対取引となっており、国は介在していないため、決められた価格はない。