VPP[Virtual Power Plant]とは、各地に分散しているエネルギーリソース(太陽光、蓄電池、EV等)を制御し、あたかも一つの発電所のように機能させることで、仮想発電所とも呼ばれる。\nVPPは電力自由化が進むヨーロッパを中心に広まった。VPPは新たに大きな施設・設備を作らずに、既存の施設・設備をまとめて制御することで、コストをかけずに大きな発電所のような機能を備え、電力の需給バランスを取りやすい点にある。たとえば、電力の供給量に需要を合わせる「需要応答(デマンドレスポンス)」などで効率のよく需給を行うことができる。