用語集N型|EnergyShift

脱炭素を面白く

EnergyShift(エナジーシフト)
EnergyShift(エナジーシフト)

N型

N型

太陽電池セルにはP型とN型があり、N型セルを用いた太陽電池モジュールをN型太陽電池モジュールと呼ぶ。\n\n一般的な太陽電池モジュールはP型セルが用いられるが、設置後に太陽光を受け始めてしばらくの間、出力が少し低下するLID[Light Induces Degradation:光誘起劣化]と呼ばれる現象が生じる。\nN型セルは、P型セルに比べLIDが起きにくく高温時においても発電量の損失が少ない。また、P型セルでは発電できない僅かな日射量でも発電が可能である。\n\n太陽電池モジュールとして先進的な技術で高い変更効率を持つパナソニックの「HIT」(ヘテロ接合)や、米サンパワーの「Maxeon」(バックコンタクト)は、いずれもN型セルが用いられている。\n\n一方で、N型セルはP型セルに比べ製造コストが高いことや、N型セルの特徴を活かしきれる技術が成熟していないため、現時点でN型セルを採用するメーカーは限られている。\n\n関連ページ:製品データベース - 太陽電池モジュール