CIS太陽電池は、主成分に銅(copper)・インジウム(iridium)・セレン(selenium)が使用され、その頭文字をとりCISと呼ばれる。
太陽電池の種類としては化合物系に分類され、シリコン系の太陽電池とは全く異なる構造である。
CISは、シリコン系に比べて温度係数が小さいため高温時の発電損失が少なく、セルが並列接続されているため、モジュールの一部に影がかかっても出力低下は一部に留められる。
また、CISは光照射効果によって太陽光に当たると初期値に対して出力が上がる性質がある。
一方で、シリコン系と比較して変換効率が低い。
CIS太陽電池は、1993年に昭和シェル石油が研究・開発を進め、現在は出光興産の子会社であるソーラーフロンティア(株)が製造・販売している。