太陽電池は用いられている材料で分類され、おおまかにシリコン系・化合物系・有機系の3つに分類できる。\n最も広く用いられているのがシリコン系であり、シリコン系に分類される単結晶シリコン[Monocrystalline silicon]は、最も古くから使われている太陽電池の主な材料である。\n\n結晶シリコンは、シリコンの原子が規則正しく配列した構造で、この結晶シリコンの中でも素子全体にわたって整列が保たれた状態を「単結晶」と呼ぶ。\n\n単結晶シリコンは、他のシリコン系に比べて高い変換効率を有しているが、生産性が下がるため高価な製品が多い。\nしかし、近年では安価で高性能な単結晶シリコン太陽電池も多く流通している。実際に、長い間 太陽電池の主流は安価な多結晶シリコンだったが、2017年の世界太陽光発電市場(出荷量)における太陽光パネル・タイプ別シェアでは、単結晶シリコン型のシェアが49%(多結晶シリコン型は46%)となり、現在では単結晶シリコンが主流となっている。\n\n関連用語:
多結晶シリコン、
CIS\n関連ページ:
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