太陽電池は用いられている材料で分類され、おおまかにシリコン系・化合物系・有機系の3つに分類できる。\n最も広く用いられているのがシリコン系であり、シリコン系に分類される多結晶シリコン[Polycrystalline silicon]は太陽電池の主な材料として長い間 主流となっていた。\n\n結晶シリコンは、シリコンの原子が規則正しく整列していて、この結晶シリコンの中でも直径数mm程度の小さな単結晶が集まっている状態を「多結晶」と呼ぶ。\n\n多結晶シリコンは、単結晶シリコンの断片を溶解し鋳型内で冷却するキャスト法を用いて製造され、このキャスト法で作られる多結晶シリコンのインゴット(鋳塊)は、結晶成長工程が必要な単結晶シリコンのインゴットと比べ製造コストを安価に抑えることができる。\nまた、原料となる単結晶シリコンの断片は、単結晶シリコンインゴットの端部などを再利用できることから原料コストも安く抑えることが可能。\n\n単結晶シリコン太陽電池と比較すると安価だが変換効率が劣るため、近年では単結晶シリコンが太陽電池の主流となっている。\n\n(\"太陽光発電の仕組み\"より引用)\n\n関連用語:
単結晶シリコン、
CIS\n関連ページ:
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