表裏の両面で受光し発電できる太陽電池モジュールを、両面受光もしくは両面発電[BiFacial]太陽電池モジュールと呼ぶ。\n\n従来の太陽電池モジュールは、裏面がバックシートと呼ばれる非透過の保護フィルムで覆われているため裏面は発電に寄与しない。\n両面受光タイプの太陽電池モジュールは、裏面が透明バックシートもしくは前面と同じ強化ガラスで覆われており、散乱光や地面からの反射光を裏面で受光することにより、片面だけで受光する太陽電池モジュールに比べ、より多く発電することができる。\n両面受光タイプの太陽電池メーカーによれば、片面受光の太陽電池モジュールと比べ発電量は5%~30%増加する。\n\n地面からの反射光が多いほど発電量が増加するため、積雪地帯や砂地帯の太陽光発電所で採用されることがあるが、近年では製造コストが下がってきたこともあり、通常の土地においても両面受光タイプの太陽電池モジュールが採用される場合がある。\n\n関連ページ:
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