こんにちは。編集部のこもやんです。昨日からはじまったこのコーナーは、カーボンニュートラル、脱炭素関連の用語を、日本一わかりやすく、しりとりで毎日紹介していきます。
昨日は「りにゅーあぶるえなじー」でしたので、今日は「じ」です。同僚のOさんは「じろうけいらーめん」と提案してくれましたがそれでは終わってしまいます(泣)。
では、さっそく、いってみましょう。
みなさん聞いたことあると思います。持続可能性。英語にしたらサステナビリティ。昨日の再生可能エネルギーに続いて、持続可能性。世の中は可能なことばかりのように感じますね。
サステナブル(持続できる)、に「性質」がついて名詞になるとサステナビリティ。この言葉と脱炭素の関係を公式で表すとこうなります。
持続可能性>脱炭素
つまり、持続可能性のなかのひとつの要素が、脱炭素だということですね(持続可能になる要素はほかにもたくさんありますから)。
この持続可能性、サステナビリティという言葉、1987年の国連の委員会でクローズアップされました。しかし、アイデアとしては300年以上前からあったのです。
ドイツの林業の役人、ハンス・カルロヴィッツという人が、1713年に出版した本の中に「森林を伐採ばかりしていたら、おれたちの生活も経済も長続きせえへんぞ!」と書いたのです。ここではじめて「Nachhaltigkeit」(英語でサステナビリティ)という語がでたんですね(今まで知りませんでした)。考え方としてはもっと古くからあったようなのですが、ちゃんと本に書いたのがこの人。
しかし300年前ですよ。古代エジプト時代から「最近の若いもんは」っていっていたのを思い出しました。
用語解説になりましたでしょうか。明日は「い」ですね。土日も更新します。
では、「い」でお会いしましょう。
寺下太郎、カルロヴィッツ300年 林業経済 69(2)を参考にしました
これまでのしりとり
しりとり
↓
りにゅーあぶるえなじー
↓
じぞくかのうせい
↓
?
脱炭素用語集の最新記事