ランボルギーニ、高級スポーツEVを2030年までに開発 脱炭素×EV | EnergyShift

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ランボルギーニ、高級スポーツEVを2030年までに開発 脱炭素×EV

ランボルギーニ、高級スポーツEVを2030年までに開発 脱炭素×EV

EnergyShift編集部
2021年05月26日

2021年5月18日、イタリアの高級スポーツ車メーカーのランボルギーニが、2030年までに電気自動車を開発するまでのロードマップを発表した。

ランボルギーニが2030年までに電気自動車を開発する。他の自動車メーカーと比較すると遅いという印象だが、それだけに、ランボルギーニのブランドにマッチした、最高のドライビングダイナミクスを保証できる高級スポーツ車を目指すという。

電気自動車のモデルは、「Direzione Cor Tauri」という名称。牛の心臓を表すラテン語のCor Tauriはおうし座の1等星(アルデバラン)でもあり、ランボルギーニが電化された未来に向けた方向性を示す。また、未来は常にブランドの心と魂に忠実だとしている。

Direzione Cor Tauriは、次の3つのフェーズで進められる予定。

ガソリンエンジンによるモデルの開発(2021-2022)

ランボルギーニのこれまでの歴史と現在の象徴的な製品に敬意を表するモデル用として、ガソリンエンジンによる開発。

ハイブリッド車への移行(2024年末まで)

2023年に最初のハイブリッドモデルを発売し、2024年末までに全車両がハイブリッド化。この段階で、2025年初頭からCO2排出量を50%削減するという目標を追求する。ハイブリッド移行にあたって、4年間で15億ユーロ以上が割り当てられ、ランボルギーニの歴史の中で最大の投資となる。

最初の純電気自動車のランボルギーニ(2020年代後半)

ロードマップが目指すのは、並外れたパフォーマンスを保証し、新製品を高級スポーツ車の頂点に位置づけることができる、将来の純電気自動車モデルに向けたビジョン。

今回の開発プログラムは、ランボルギーニのサステナビリティ戦略の全体的なビジョンに触発されたものとなっている。製品をはじめとして、生産ラインからオフィスまで、全体を包含したアプローチは、新技術の開発におけるパフォーマンスの質と本物のドライビング・エクスペリエンスに焦点を当てたものとなっている。

Automobili Lamborghiniの会長兼CEOであるStephan Winkelmann氏は、「ランボルギーニの電気自動車への移行計画は、急激に変化した(気候変動問題に対する社会)状況の中で必要となった方針転換であり、具体的なプロジェクトで環境への影響を軽減し続けることで貢献したいと考えています」とコメントしている。

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