東北電力は2021年3月17日、再生可能エネルギー開発事業者であるグリーンパワーインベストメント(GPI)が⻘森県つがる市において2020年4月より操業を開始した発電出力約120MWを持つ、日本最大の風力発電所「ウィンドファームつがる」に出資参画した。
両社はすでに2019年12月、GPIが開発を行ってきた風力発電事業3案件※の共同開発について合意しており、今回の「ウィンドファームつがる」を含む発電出力合計は約770MWとなる。
東北電力は、持続可能な社会を目指し、風力発電を主軸とした再エネ全般について、東北6県および新潟県を中心に2GWの開発の実現に向け取り組んでいる。電力会社として培った発電所の運営、維持管理のノウハウを活かし、豊富な事業開発実績を有するGPIとの連携を強化することで、地域に根差した発電所の運営、維持管理体制を構築したい考えだ。
一方GPIは、「ウィンドファームつがる」の事業体制強化のみならず、つがる洋上風力発電事業をはじめとする東北地域での東北電力とのさらなる協働につなげ、再エネ事業の多角的な展開を目指している。
2020年11月には「ウィンドファームつがる」を含む5つの発電事業を対象に国内最大級の再エネファンドを組成し、発電所の経営権の保持と資金調達の両立を実現している。今後も事業開発、運営管理や地域社会との連携実績を生かし、再エネの拡大と地域振興を推進していく。
両社は「引き続き連携し、国が掲げるカーボンニュートラルの実現に貢献してまいります」とコメントした。
※ つがる洋上風力発電事業(⻘森県つがる市、鰺ヶ沢町、約480MW)、グリーンパワー深浦風力発電事業(⻘森県深浦町、約70MW)、グリーンパワー稲庭田子風力発電事業(岩手県二戶市、八幡平市、⻘森県田子町、約100MW)の3案件
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