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三重県、環境債発行 2022年2月をめどに50億円調達

三重県、環境債発行 2022年2月をめどに50億円調達

2021年11月19日

三重県は、資金使途を環境分野に限った環境債「みえグリーンボンド」を2022年2月に発行すると発表した。グリーンボンドの発行は同県初となる。償還期限10年で発行額は50億円の予定だ。

資金使途は、温暖化の進展で収穫等に影響が出ることが懸念される農作物や、真珠養殖のアコヤガイの品種改良等のための適応策事業のほか、電気自動車の導入、高波や高潮の対策に充てる。三重県は今年4月に発行する方針を決め、庁内で資金の使い道や時期を検討していた。

グリーンボンドは一般の県債に比べ、ESG(環境・社会・企業統治)を重視する投資家が購入に前向きで資金を調達しやすい。今年は特にグリーンボンドを初めて発行する企業も多く、その波は地方自治体にも広がり始めた。都道府県によるグリーンボンド発行は、これまで東京都、長野県、神奈川県が実施しており、三重県は4番目になる。

同県は、気候変動を取り巻く状況の変化を受けて、2019年12月には「ミッションゼロ2050みえ~脱炭素社会の実現を目指して~」を宣言し、2050年までの県域からの温室効果ガスの排出実質ゼロを目標として県が率先して取り組む決意を示した。

この宣言のもと、2021年3月に「三重県地球温暖化対策総合計画」を策定し、2050年の目標達成へ向けた長期ビジョンを示すとともに、緩和策と適応策のそれぞれについてまとめ、地球温暖化対策を推進している。

脱炭素社会の実現には、設備投資など先行して資金が必要となる。グリーンボンドは資金集めの手段のひとつとして存在感が高まっており、今後も急増することが予想される。

ヘッダー写真:Miyuki Meinaka, Public domain, via Wikimedia Commons

 

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