2月24日のエナシフTVでは、ゆーだいさんが「【実は政治がらみ】TOSHIBA アメリカ・GEと提携へ」と題して、東芝とGEの風力発電の提携について解説しました。
①今回の東芝がGEと組んだニュースと、その組んだ分野となった洋上風力について解説
②ここに日米政府レベルの文脈がどのように関係したのかの裏背景分析
③東芝復活ののろしか!というところとやはり東芝の銘柄分析
という構成になっています。
(ゆーだい)今回、東芝とアメリカのGEが組んだのは、風車のうちの、ナセルというギアが入っているボックスの部分の共同開発になります。いま、見ていただいているのが、風車の図ですね。
で、この内部を見るとこのように、このボックスの中に部品がたくさん入っていて、この中に発電機も入っています。
風車のブレードが回転した動力をここで受けて、それを電気に変える、まさに基幹設備になります。
今回の共同開発では、タービンや水力発電の水車などを製造する京浜事業所(横浜市)で、ナセルを共同で作る。東芝が石炭火力発電の新規建設から撤退することで、同事業所で生じる余剰人員などを活用するとみられる。
では、これを踏まえた上で、②日米政府レベルの文脈がどのように関係したのかの裏背景分析をお伝えしたいと思います。
先ほどお伝えしたように、日本は洋上風力にめちゃくちゃはっています。で、さきほどナセルの中を見ていただいて、皆さん「うわ、結構部品多いな」と思われましたよね。そうなんです、数万点に及ぶ部品で構成する洋上風力発電は産業の裾野が広いのです。
で、じゃぁ、これから日本が洋上風力やるときに海外のぶひんばっかりでいいのかというとそんな訳はなく、政府は40年までに国内における部品の調達比率60%を目指しています。つまり、国内で洋上風力発電のサプライチェーンを構築するには、基幹設備を生産する国内プレーヤーが不可欠だった。そこで、白羽の矢が東芝に当たった、ということです。
で、アメリカ。バイデン政権が発足をしました。グリーン・ニューディールという政策を掲げ、脱炭素を前面に押し出す形で雇用も生み出す、このようにいっています。その文脈には、当然、アメリカの重工業のビッグネーム、GEの脱炭素文脈での成長、ここも織り込まれていると見るのは当然です。
ただ、じゃぁ、アメリカ市場だけでか?というとそんなわけには行きません。グローバルに勝負したいですよね。
では、組みやすい国はどこか?
(続きは動画をごらんください)
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