10月18日、丸紅は、米国・カリフォルニア州にて使用済みEV電池を用いた系統向け蓄電池の事業開発を行う米スタートアップ企業、B2U社へ出資したと発表した。
現在、世界中のEV普及に伴い、使用済みEV電池が急増しており、この使用済みEV電池の再利用およびリサイクル処理による資源の有効活用が大きな社会課題となっている。
今回丸紅が出資したB2U社は、EVで使用した蓄電池を効率的に定置型へ二次利用するコンテナ型蓄電池の開発を行っている。B2U社の独自開発技術により、使用済みEV電池を解体・再検査・再梱包せずに、定置型として安価で容易な二次利用が可能になるという。
発表の中で丸紅は「B2U社への出資を通じて、カリフォルニア州における再エネ目標の達成、および電力の安定供給に寄与し、循環型社会に貢献していく」と述べている。
丸紅は今年2月にも北米最大手電池リサイクル業者であるRetriev Technologies Incと戦略的パートナーシップを締結しており、リチウムイオン電池の二次利用事業を進めている。
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