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JBIC初のグリーンボンド発行 応募件数は需要の7倍

JBIC初のグリーンボンド発行 応募件数は需要の7倍

2022年01月17日

国際協力銀行(JBIC)は1月13日、同行初のグリーンボンド(環境債)について5年債5億ドル(約570億円)を今月20日に発行すると発表した。

グリーンボンド(Green Bond)とは、地球温暖化対策や再生可能エネルギーなど、環境分野への取り組みに特化した資金を調達するために発行される債券のことだ。環境への関心の高まりとともに投資から関心が集まり、その市場規模は拡大している。

今回発行するのは政府保証付きの外債、米ドル建てで、債券はJBIC初のグリーンボンドであり、日本国政府保証外債としても初のグリーンボンドとなる。発行にあたっては、グリーン投資家を含むアジア、欧州、中東及び米州の幅広い投資家からの需要を集めた。ブルームバーグの報道によると、需要は発行額の7倍近い約100件・計34億ドルに上ったという。

調達資金は、東南アジアの地熱発電事業やアフリカの風力発電事業、欧州での鉄道事業などへの融資に充てることを検討しているという。同行は今後も投資家の需要を踏まえながら、継続的に環境債を発行していく方針だ。

 

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EnergyShift編集部
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