竹中工務店、2050年カーボンニュートラル実現に向け加速 CDP「サプライヤー・エンゲージメントリーダー・ボード」企業認定も | EnergyShift

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竹中工務店、2050年カーボンニュートラル実現に向け加速 CDP「サプライヤー・エンゲージメントリーダー・ボード」企業認定も

竹中工務店、2050年カーボンニュートラル実現に向け加速 CDP「サプライヤー・エンゲージメントリーダー・ボード」企業認定も

EnergyShift編集部
2021年03月06日

竹中工務店は2021年3月1日、脱炭素社会の実現に貢献するため、CO2削減長期目標を改定し、2050年にカーボンニュートラルを実現すると発表した。これに伴い、「企業行動規範」、「環境方針」、「環境コンセプト」も改定し、脱炭素社会の実現に向けて取り組みを加速させる。

竹中工務店は2010年にエネルギー削減目標を設定し、ゼロ・エネルギー・ビル(ZEB)の実現に取り組んできた。2019年12月には、パリ協定の目標達成への動きが世界で加速していることなどを受け、事業活動全体を包含したCO2削減の長期目標を設定していた。今回、その長期目標を見直し、2050年に80%削減としていた目標を、2050年までに100%削減と改定した。

CO2削減長期目標(2021年3月1日改定)

オフィスからのCO2排出量(スコープ1,2)2030年までに▲30%2050年までに▲100%
作業所からのCO2排出量(スコープ1,2)2030年までに▲30%2050年までに▲100%
同社設計建物の運用時CO2排出量2030年までに▲40%2050年までに▲100%
スコープ1~3全体のCO2排出量2030年までに▲35%2050年までに▲100%

(基準年:2018年)

また、2月22日には国際的な環境NPO、CDPによる評価において、「サプライヤー・エンゲージメント・リーダー・ボード」に選定された。同社のサプライチェーン全体を対象とした温室効果ガス削減の取り組みが評価されたものとしいている。

竹中工務店は、日本政府の環境政策の大きな転換などを受けて、2050年にカーボンニュートラルを目指してより高い目標に改定することで、竹中グループが一丸となり、事業活動にかかわるすべてのCO2排出量を削減すべく取り組みを加速させていくとしている。

スコープ1 燃料の燃焼など、直接排出
スコープ2 電力・熱などの使用に伴う間接排出
スコープ3 設計した建物の運用時を含む、スコープ1、2以外の間接排出

竹中工務店:2050年カーボンニュートラル実現に向け、CO2削減長期目標を改定 2021.3.1

編集部より:ZEH( ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)のビル版がゼロ・エネルギー・ビル(ZEB)であり、これは国を挙げて推進している政策のひとつだ(環境省)。先日お伝えした大成建設のCO2排出量実質ゼロもそうだが、建設業でのカーボンニュートラルも加速している。また、CDPのサプライヤー・エンゲージメント・リーダー・ボードには、日本からはアサヒビールも選定されている。

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