10月下旬、群馬銀行はサステナビリティボンド(期限前償還条項付無担保社債)を発行する。地方銀行がサステナビリティボンドを発行するのは今回が初だという。
発行額は100億円で期間は10年。調達した資金は、再生可能エネルギー、エネルギー効率、クリーンな輸送、グリーンビルディングといったグリーンプロジェクト、および雇用の維持・創出、災害からの復興・復旧支援、地域経済の再生・持続支援、医療、福祉サービス支援といったソーシャルプロジェクトを満たす新規の投融資及び支出または既存の融資に充てられる。
サステナビリティボンドとはESG債の一種で、環境課題に対応するプロジェクトへの投融資を目的とした「グリーンボンド」と、社会課題に対応するプロジェクトへの投融資を目的とした「ソーシャルボンド」の両方の特性を兼ね備えた、環境課題・社会課題の両方に対応するプロジェクトへの投融資を目的とした債券。
同行はこれまで、GBグリーンファンドという再生可能エネルギー開発支援に向けた投融資枠を創設するなど、SDGs達成に向けて事業活動を通じた環境・社会課題等への取組みを進めてきた。
2021年6月には、取引先のサステナビリティ経営をサポートする「サステナビリティ・リンク・ローン」の取扱いを開始している。
この取り組みを更に加速させるため、今回のサステナビリティボンドの発行に至ったという。
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