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日本初!建物の一生を通じて脱炭素する 「LCCM賃貸集合住宅」が埼玉県草加市に完成

日本初!建物の一生を通じて脱炭素する 「LCCM賃貸集合住宅」が埼玉県草加市に完成

2021年06月21日

2021年6月17日、大東建託株式会社は、京セラ株式会社の太陽光発電システムを採用した「LCCM賃貸集合住宅」を埼玉県草加市に完成したことを発表した。LCCM基準を満たす賃貸集合住宅は日本で初となる。

「LCCM(ライフ・サイクル・カーボン・マイナス)賃貸集合住宅」とは、建設時・居住時・解体時においてCO2の削減に取り組み、さらに太陽光発電などを利用した再生可能エネルギーの創出により、建設から解体までの建物の一生(ライフサイクル)を通じてCO2排出量をマイナスにする脱炭素住宅のこと。

同社は2017年11月に、静岡県で国内初となる戸建てのZEH*¹基準を満たす賃貸集合住宅を完成させて以降、ZEH賃貸住宅の普及促進に加え、国が目指す最高峰となる「LCCM賃貸集合住宅」の開発に取り組んできており、それが実を結んだ形となる。

また、「LCCM賃貸集合住宅」で創出された再生可能エネルギーは、電力会社を介して自社の建築現場に供給することで「RE100」達成を推進することにもなる。

同社は今後も、「LCCM賃貸集合住宅」のさらなる普及に取り組み、建物価値の向上と快適な住空間の実現、光熱費や環境負荷の削減に寄与することを目指すと表明している。

*1:Net Zero Energy House(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)の略で、住まいの断熱性・省エネ性能を上げ、太陽光発電などでエネルギーを創ることにより、建物で消費する年間の一次消費エネルギー量(空調・給湯・照明・換気)の収支をプラスマイナスゼロにする住宅。

EnergyShift編集部
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