2021年の世界の半導体市場規模は62兆円? 日本の市場規模は・・・ | EnergyShift

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2021年の世界の半導体市場規模は62兆円? 日本の市場規模は・・・

2021年の世界の半導体市場規模は62兆円? 日本の市場規模は・・・

2021年12月02日

11月30日、世界の主要半導体メーカーの市場データを統計する世界半導体市場統計(WSTS)は、2021年の市場見通しについて、6月予想比4.9%増の約5,529億ドル(62兆円)と上方修正した。2020年実績の約4,403億ドルと比較すると、25.6%増となり、過去最高を更新する見通しだ。WSTSには現在、世界45社の半導体メーカーが加盟している。

減産が続く自動車産業やその他の産業機器をはじめ、多くの業界・用途で半導体需要が増大しているが、その影響を受けた形。加えて、新型コロナウイルスからの回復も需要拡大を後押ししたという見方もされている。

WSTSは2022年の半導体市場については、さらに増大した6,014億ドルという予測値を出しており、6月時予想比で5.6%となっている。

また、日本の半導体市場に限れば、2020年は円ベースで約3兆8,934億円となっており、前年比-約0.6%だった。2021年はそこから約22.0%増となり、4兆7,486億円になった。さらにWSTSは、昨今の半導体不足の影響の余波が続くと見たのか、2022年には約5兆2,395億円という予測を出している。日本の半導体市場が5兆円に達すれば、2008年以来と14年ぶりとなる。

ルネサスエレクトロニクス、NXPセミコンダクターズ、インフィニオンテクノロジーズ、STマイクロエレクトロニクス、テキサス・インスツルメンツの世界的大手5社に限れば、車載半導体の在庫に余裕ができてくる見通しもあるが、現状でひっ迫している日本の半導体市場にどれだけの供給がされるか注目が集まるところだ。

 

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