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エナリス、発電側と低圧需要側でVPP

エナリス、発電側と低圧需要側でVPP

2021年6月8日および9日、株式会社エナリスは、発電側の電力アグリゲーション、低圧需要側のVPP(仮想発電所)事業のそれぞれについて、経済産業省の実証事業に採択されたことを発表した。

低圧需要側の実証事業は、「令和3年度 分散型エネルギーリソースの更なる活用に向けた実証事業」で、家庭用蓄電池や電気自動車(EV)をとりまとめ、VPPとして運用するというもの。昨年度の実証では、家庭用蓄電池の調整力としてのポテンシャルを確認できたが、太陽光発電との併設で負荷の変動の予測が難しいことや、通信コストの比重が大きいことなどの経済的な課題も見えてきたという。そこで今年度の実証では、予測や制御の向上に加え、第5世代移動通信システムとエッジコンピューティングを組み合わせた高速フィードバック制御なども行うという。また、低圧リソースとしては、全国約4,400台の家庭用蓄電池を活用する他、EV、産業用蓄電池、自家発電機なども活用する。

一方、発電側の実証事業は、「令和3年度 再生可能エネルギーアグリケーション実証事業」で、再エネ発電所をとりまとめてインバランス(発電と需要の不一致)を解消するというもの。太陽光発電など変動する再エネの拡大にともなって、再エネ発電側と需要側の双方によるインバランスが生じるリスクが高くなる。

今年度の実証では、昨年度に引き続き、再エネ発電事業者をグルーピングによりインバランスを低減させる効果の検証や、発電所に設置された蓄電池等の充放電によるインバランスの解消の技術開発を行うという。参加する発電設備の出力容量は過去最大の572MWとなっており、過去最大となる。また、調整電源としてガス火力発電所も活用する。

実証に参加する事業者は、いずれもエナリスがリーダーとなり、低圧リソースの実証では、KDDI、スマートテック、ナンワエナジー、Sassor、NTTスマイルエナジー、東邦ガス、自然電力が、また再エネ発電の実証では東邦ガス、MULユーティリティーイノベーション、自然電力、戸田建設が、それぞれアグリゲーターとして参加している。

いずれも、多数の分散型エネルギー資源(DER)をとりまとめて活用する、いわゆるVPPの実証事業となる。エナリスでは、こうした技術を開発、実用化することで、新しい電力システムの実現を目指すという。

EnergyShift編集部
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