アンケートから見える太陽光パネル価格高騰と納期遅延、現場から悲鳴 | EnergyShift

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アンケートから見える太陽光パネル価格高騰と納期遅延、現場から悲鳴

アンケートから見える太陽光パネル価格高騰と納期遅延、現場から悲鳴

2021年12月10日

2021年12月6日、一般社団法人日本PVプランナー協会は、「太陽光パネルの価格高騰と納期遅延に関する緊急調査」を実施、その結果を公表した。それによると、以前はほとんどが3ヶ月以内の納期だったことに対し、現在は3ヶ月以上となるケースが半分近くあり、納期の回答がないケースも4分の1を超えるという。

現在、太陽光パネルは価格高騰が続いており、納期も遅れ気味となっており、その実態を把握するため、今回の調査となった。調査対象は、協会員だけではなく、非協会員の施工店や販売店なども加えており、Webアンケート形式で行った。回答件数は108件。

年内に発注した太陽光パネルの納期については、3ヶ月以上が35.2%、半年以上が11.1%、納期未定が27.8%となった。さらに来年の見通しについても、全般的にさらに悪化すると予想する傾向となっている。

一方、2020年と2021年の価格を比較した場合、5%以上値上げが22.2%、15%以上値上げが31.5%、30%以上値上げが27.8%、中には50%以上値上がりしたという回答もあった。さらに75.9%は来年はさらに値上がりするとしている。

納期の遅延や値上がりは、事業者におけるFIT認定申請にも影響を与えており、認定申請数を減らした、ないしは行わなかった事業者も多い。

今回の結果をふまえ、PVプランナー協会では、個別の事業者では対応不可能な事象であり、迅速な政策対応が求められるとしている。

EnergyShift編集部
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