10月19日、福井県工業技術センターは、繊維技術を活用した「太陽光発電経編ニット基布」を開発したと発表した。
今回開発された太陽光発電経編ニット基布は、太陽光で発電する糸をレースカーテンの製造と同様の経編(たてあみ)技術を使って編み込んで作成されている。
この発電する糸は、スフェラーパワー(北海道恵庭市)が独自開発した球状太陽電池(直径約 1.2mm)を利用したもの。
一般的な黒くて硬い太陽光パネルとは異なり、光にかざすと透けており、柔らかく折り曲げることも可能。
また、1m 以上の長尺の太陽光発電布を作ることができ、これをつなげて面積を広げていくことで、発電量を増やすことができるという。
同社は、発電した電力を電子・情報技術や IoTと組み合わせて、夜間の照明や防犯・見守り機能があるスマートインテリアなど太陽光発電が可能なインテリア部材としての利用を目指している。
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