9月8日、ウェザーニューズと竹中工務店は、気候変動対策に関する協定の締結を発表した。
近年、海面水温の上昇に伴って台風の勢力がさらに強まり、暴風や豪雨などによる気象災害が多発しているなど、気候変動の影響で気象災害の激甚化が進んでいることがある。ウェザーニューズは今後もその影響は顕著になっていくと予想している。
今回の締結により、気候変動が建築物の設計・施工や維持管理、まちづくりに及ぼす影響の検討や気候変動リスクの抽出とその対策、気候変動の緩和策・適応策の推進に関することなどで今後連携をより深める。
具体的には、ウェザーニューズが竹中工務店に気候データおよびそれに基づく気象要素ごとの影響度分析データなどを提供し、竹中工務店がそのデータをもとに気候変動が建物やまちに及ぼす影響を把握し、より安全な建物の設計に役立てるとともに、技術開発へ活用する。
また、建築主に対して、強風や浸水、気温上昇などの気候変動リスクに対する効果的な低減策の提案も行うという。
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