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中部電ミライズ 故障によるパワコンの交換費用、30万円を支援

中部電ミライズ 故障によるパワコンの交換費用、30万円を支援

2021年09月24日

9月22日、電力販売大手の中部電力ミライズは、太陽光発電設備を設置してから10年以上経過した中部エリアの顧客を対象に、「太陽光長期稼働サポートサービス」の提供を10月から開始すると発表した。

発電した電気を自宅で利用するために直流から交流へ変換するパワーコンディショナ(パワコン)は10年から15年程度の使用で経年劣化による不具合や故障が発生する可能性が高まる。

本サービスでは、10年以上の使用により故障したパワコンや、劣化がみられるパワコンの交換費用等相当額(30万円)が顧客に支払われるという。顧客は実質的に初期負担を抑えられ、自宅の屋根を長期間にわたり有効活用できる。その代わりに、発電した電気のうち、使用されなかった余剰電力を同社が無償で引き取る。家庭では売電収入がなくなるが、故障のリスクを抑えられる。

同社はエネルギーの脱炭素化に向けて、エネルギー利用の効率化を図る「省エネ」をはじめ、再生可能エネルギー由来の電気を届ける「エネルギーのGreen化」、屋根や駐車場スペース等を活用し発電を行う「創エネ」、中でも、既存の「再生可能エネルギー発電所」の維持および長期稼働の支援という新たな取り組みを通じて、企業や家庭の再生可能エネルギーの調達につなげる方針だ。

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EnergyShift編集部
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