9月10日、ポルシェは、チリのプンタアレナスに合成燃料「eFuel」の生産工場の建設を開始したと発表した。
新設される工場では、2022年半ばから、年間約13万リットルのeFuelsが生産される予定。その後、2024年までに約5,500万リットル、2026年までに約5億5,000万リットルと、2段階に分けて生産能力を拡大していくという。
eFuel生産にはチリ南部の風力エネルギーが利用され、実質的にカーボンニュートラルな燃料が生産できる。
ポルシェは再生可能な燃料を使ったテストを行っており、eFuelによって、独自の内燃エンジン車で、CO2排出量を最大90%削減することが可能になるという。
また、ポルシェは、このeFuelを2022年から、「ポルシェモービル1スーパーカップ」向けのレーシングカー「911 GT3カップ」に使用する予定で、従来型を25ps上回る510psの最大出力を発生しながら、レース条件下でのCO2排出量を大幅に削減できるという。
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