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NatureがIoTと連携した市場連動の電気料金メニュー

NatureがIoTと連携した市場連動の電気料金メニュー

EnergyShift編集部
2021年03月22日

今冬は卸電力市場の高騰で、市場連動型の電気料金メニューの契約者は電気料金の請求額が高くなるということが起きた。しかし基本的には市場連動型にすることで、消費者も安い時間帯の電気を使いやすくなるというメリットがある。住宅向けエネルギーIoTを販売してきたNatureは小売電気事業を開始、固定単価プランに加え、市場連動プランを提供、スマートリモコンとの連携も予定している。

スマートリモコン連携で安い電気を優先利用

Natureは2021年5月より、小売電気事業者として電力供給を開始する。ブランド名は「Natureスマート電気」で、3月18日から先行予約を受け付けている。新規契約者には、エアコンなどの家電をスマートフォンで操作できるスマートリモコン「Nature Remo mini2」をプレゼントするキャンペーンも展開する。

市場連動型の料金メニューでは、料金は、「基本料金」+「託送料金(送配電線の使用料金)×kWh」+「市場の電力価格(30分ごとの卸電力市場のkWhあたりの価格)」+「事業運営費4.5円×kWh」で構成されている。また、上限の価格は100円/kWhに設定されており、卸取引市場の価格高騰が起きた場合も契約者への影響は小さくなる。現状では、春や秋の日中はかなり安価な電気を使うことができるが、これは太陽光発電の発電量が大きくなっていることによる。そのため、同じ電力量を使っても、安価な時間帯はCO2排出量が少ないことも魅力だ。

サービス開始時期に、スマートリモコンのNature Remoとの連携もスタートされる予定で、その日の電気料金に応じて家電の自動操作が可能になるという。

東電・関電より安いことを保証

市場連動プランの場合、卸電力取引所の価格が値上がりし、電気料金が高くなる可能性があるが、この点については、3ヶ月間限定で、東京電力・関西電力以下の料金になることは保証するという。

この他、Natureスマート電気には、固定単価メニューも用意されている。こちらは基本料金がなく、従量単価のみのシンプルなメニューだ。Nature Remo mini2のプレゼントもある。料金の点では市場連動のようなメリットはないが、時間帯を選ぶことでCO2削減に貢献することができる。

Natureは社会課題をテクノロジーで解決するスタートアップとして「Google for Startups」にも選ばれており、今後は次世代の電力インフラ構築でデジタル電力革命への発展を遂げるとしている。

プレスリリース:
「Natureスマート電気」、新規ご契約でスマートリモコン「Nature Remo mini 2」がもらえるキャンペーンを開催! 2021.3.18
「Natureスマート電気」、使った分だけお支払い、新料金プランの先行受付を開始 2021.3.18

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