株式会社リコーは、屋内や日陰で効率的に発電できるフレキシブル環境発電デバイスのサンプル提供を9月から開始すると発表した。
このフレキシブル環境発電デバイスには、九州大学とリコーが共同研究・開発した発電材料が採用されており、屋内のような低照度(約200lx)から、屋外の日陰などの中照度(約10,000lx)環境下で高効率な発電ができるという。
また、このフレキシブル環境発電デバイスは薄型・軽量で曲げることが可能なフィルム形状であり、さまざまな形状のIoTデバイスに搭載することができる。
そのため、移動型・携帯型のウェアラブル端末やビーコンなどのデバイス、およびトンネル内や橋梁の裏側に設置される社会インフラのモニタリング用デバイスなどの自立型電源として適用可能である。
これにより、身の回りの多彩な小型電子機器類の電池交換が不要となり、利便性の向上とともに持続可能な開発目標(SDGs)への貢献も期待される。
リコーは、今後も九州大学と共に、さらなる高出力化・高耐久化に向けて研究開発を進めていくという。
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