8月14日、グリーンランドの山頂で降雨が観察された。
標高3,200メートルを超すグリーンランド山頂の気温は、通常氷点下をはるかに下回り、雪ではなく雨が降ったのは観測史上初めてである。
降雨は、気温が平均よりも18度上昇した3日間に観測され、氷床に推定70億トンもの水が降り注いだ。
この時、グリーンランドのほとんどの地域で氷床の融解が見られたという。
グリーンランドでは7月にも大規模な氷床融解が見られており、このような大規模な融解は過去1世紀で、わずか4年しか起きておらず、2021年はそのうちの1つとなった。(他の年は2019年、2012年、1995年)。
7月と今回の融解は、どちらも暖かい空気がグリーンランドの上に押し上げられ、そこに留まったことが原因だ。科学者によると、これらのブロッキング現象は珍しくないが、より深刻になっているという。
今回の豪雨に対して米国立雪氷データセンターの研究員テッド・スカンボス氏は、この現象はグリーンランドの温暖化が急速に進んでいる証しだと複数の報道にコメントし、「これは単純に気候パターンが変動する中で10年か20年温かさが続くといった現象ではない」「前代未聞だ」と指摘した。
地球の気温上昇により、グリーンランドと南極大陸では、過去16年間でミシガン湖全体を満たすほどの氷が失われたことが、2020年の研究でも明らかになっている。グリーンランドの氷は、過去12,000年の間で最も早く融解しており、2019年には1分間に約100万トンの割合で氷が失われていると科学者は推定している。
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