三菱商事、水素事業加速へ シンガポール共和国の水素バリューチェーン覚書を締結 | EnergyShift

脱炭素を面白く

EnergyShift(エナジーシフト)
EnergyShift(エナジーシフト)

三菱商事、水素事業加速へ シンガポール共和国の水素バリューチェーン覚書を締結

三菱商事、水素事業加速へ シンガポール共和国の水素バリューチェーン覚書を締結

2021年10月15日

10月4日、三菱商事は、シンガポールのSembcorp Industries社、および千代田化工建設と、シンガポール共和国における水素バリューチェーン事業共同開発に関する覚書を締結したと発表した。

シンガポール政府は、2020年に長期低排出発展戦略を発表しており、2050年までに同国CO2排出量を2030年の半分(年間3,300万トン)に削減し、21世紀後半のできるだけ早い時期にCO2排出量実質ゼロを達成することを目指している。

この目標実現に向け、水素および低炭素技術の導入を推進し、環境性、経済性、信頼性、持続可能性のバランスが取れた優れたエネルギーシステムに転換することを目指しているという。

また、日本政府は、アジアの持続的な経済成長及びカーボンニュートラルの同時達成に向け、アジア・エネルギー・トランジション・イニシアティブを2021年5月に表明している。

今回提携が締結された水素バリューチェーン事業は、このアジア・エネルギー・トランジション・イニシアティブの下、日本政府およびシンガポール政府が合意した「エネルギートランジション(移行)対話」の実例となる。

三菱商事は発表の中で、「この提携を通して、シンガポール政府の脱炭素施策推進に貢献できるよう取り組んでいく」と述べている。

EnergyShift編集部
EnergyShift編集部

EnergyShift編集部

ニュースの最新記事