関西電力グループ、持続可能な社会の実現に向け、「ゼロカーボンビジョン2050」策定 | EnergyShift

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関西電力グループ、持続可能な社会の実現に向け、「ゼロカーボンビジョン2050」策定

関西電力グループ、持続可能な社会の実現に向け、「ゼロカーボンビジョン2050」策定

EnergyShift編集部
2021年03月03日

関西電力グループは2021年2月26日、「ゼロカーボンビジョン2050」を策定した。

関西電力グループは、持続可能な社会の実現に向け、ゼロカーボンエネルギーのリーディングカンパニーとして、安全確保を前提に安定供給を果たすべく、エネルギーの自給率向上に努めるとともに、地球温暖化を防止するため、発電事業をはじめとする事業活動に伴うCO2排出を2050年までに全体としてゼロにする。

「ゼロカーボンビジョン2050」の実現に向けた取り組みの3つの柱は次の通り。

『ゼロカーボンビジョン2050』取り組みの3つの柱

デマンドサイドのゼロカーボン化

デマンドサイドの役割が拡大していく中で、ゼロカーボンソリューションプロバイダーとして、すべての部門において、顧客のゼロカーボン化を実現する最適なソリューションを提案・提供する。

サプライサイドのゼロカーボン化

安全確保を前提に、すべての電気をゼロカーボン化し、エネルギー自給率向上による安定供給や経済性を同時に達成できる、電源の最適な組合せの実現を目指す。

分散型エネルギーリソースの活用やレジリエンスの強化など、多様化する社会ニーズも踏まえて再エネを最大限導入・主力電源化し、それを可能にする送配電系統の高度化、出力安定性に優れエネルギー密度が高い原子力エネルギーの安全最優先を前提とした最大限活用、再エネ大量導入に必要な調整力などに優れた火力のゼロカーボン化に取り組む。さらに、国際的なゼロカーボン化に貢献する。

水素社会への挑戦

水素はゼロカーボン社会の実現のために必要不可欠なエネルギーであることから、水素社会の実現に大きな役割を果たせるよう、非化石エネルギーを活用したゼロカーボン水素の製造・輸送・供給、発電用燃料としての使用に挑戦する。

関西電力グループでは、顧客や社会のゼロカーボン化に向けて、同社グループのリソースを結集すべく、社長をトップとした推進体制を構築し、取り組んでいくという。また、取り組みを進めるうえでは、顧客やビジネスパートナー、国や自治体、研究機関等と積極的に連携していくとも述べている。

関西電力が考える2050年のエネルギーシステム

関西電力 ゼロカーボンビジョン2050
関西電力 ゼロカーボンビジョン2050 より

関西電力プレスリリース:関西電力グループ「ゼロカーボンビジョン2050」の策定について

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