11月17日、大成建設と室蘭市は、2050年カーボンニュートラル実現のため、室蘭市内(室蘭港)において、洋上風力関連産業の展開について包括的に連携していくと発表した。
室蘭港は、洋上風力発電事業の適地として特に風況が良い北海道・東北地域沿岸部に近く位置しており、静穏で北海道内では温暖で降雪量も少ない。
そのため、洋上風力発電設備の原材料や資機材などの輸送を含めた作業への悪影響が少なく、浮体式洋上風力発電関係の技術開発に必要な土地の確保も可能であることから、今回の取り組みに至った。
具体的には、室蘭港における浮体式洋上風力発電関係の技術開発、室蘭市内における洋上風力発電関連産業の展開(地域サプライチェーン構築)、室蘭市内における再生可能エネルギー・水素活用等のカーボンニュートラルの実現について連携する。
大成建設は、環境省の「地域連携・低炭素水素技術実証事業」についても事業代表者として平成30年度より室蘭市内で実証中であり、今後も室蘭市と連携して水素利用普及にも取り組んでいく。
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