カーボンニュートラル、脱炭素の関連用語を、日本一わかりやすく、なぜかしりとりで毎日紹介するコーナー。桜咲きはじめていますね、編集部のこもやんです。
昨日の「ツンドラ」をひきつぎまして「ら」です。いきます!
はじめて聞く方が多いのではないでしょうか。らるでれろ。これはなんでしょう。
ヒント1:イタリア語です。Larderelloと書きます。
ヒント2:世界初で、100年続いています。
ヒント3:温泉に関係があります。
正解は・・(ダララララララ)世界初の地熱発電所の名前でしたー。
イタリアのトスカーナ地方にある、世界初の地熱を利用した発電所です。ここは昔、鉱物資源が掘られていたそうなのですが、その時にものすごい蒸気が吹き上げていたのですね。ブシューーーっと。
これ、タービン回るんじゃね?発電に使えるんじゃね?となって、1904年に実験が始められ、1913年から実際に発電所として使われることになったのです。第二次大戦で一時壊れましたが後に復活。現在も発電所として現役だそうです。すごい。
イタリアはご存知の通り火山国で、ローマ帝国の時代から温泉地が多くありました。このラルデレロの蒸気もそうした地下資源からきていると考えられています。いまは蒸気型ではない地熱発電も多いので、またご紹介しますね。
今日もEnergyShiftに来ていただきありがとうございます。今日もカーボンニュートラル、グリーン電力についていろいろと記事が載っています。ほほーと思える面白い記事満載です。
明日は「ろ」でお会いしましょう。ではでは。
花野峰行,蒸気卓越型地熱資源の理解進展のきっかけ, 地質ニュース665号, p.36 ―45, 2010年1月、と「スッキリ!がってん!再生可能エネルギーの本」豊島安健, 電気書院,2017 を参考にしました。
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