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商船三井など、水素燃料の国内海上貨物船を共同で検討開始

商船三井など、水素燃料の国内海上貨物船を共同で検討開始

2021年09月01日

8月30日、株式会社商船三井内航、株式会社イコーズ、商船三井テクノトレード株式会社、株式会社トクヤマ、本瓦造船株式会社の5社は、水素を燃料とした貨物船舶の導入により、地球環境に配慮した次世代型内航船の商用運航を共同で検討していくための基本合意書を締結したと発表した。共同検討のプロジェクト名は「SHE’s(シーズ)」。

プロジェクトの目的は以下の通り。

  • 水素燃料貨物船の導入及び実装の検討(船舶の仕様の検証、関連法規の調査・整理)
  • 船舶への燃料供給方法、及びエネルギーマネジメントシステムの検討
  • 導入する技術に関するリスクマネジメントの検討
  • トレードオフ関係にある物流コストと環境コストの調和検証

今回の同意書締結の背景には、国土交通省の主導により、内航海運(国内貨物の海上運航)において地球温暖化対策計画で 2030年度までにCO2排出量を157万トン削減(2013年度比)することを目標に、省エネ船舶の普及を図っていることがある。

そのため、内航船舶(国内貨物の海上運航)とのカーボンニュートラル化において重要な取組課題の一つである水素燃料貨物船の実用化へ向けて検討を行い、内航海運により排出されるGHGの削減を目指すという。

EnergyShift編集部
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