EV蓄電池の活用で消費電力が3割減! 次世代技術、経産省補助金で実証事業に | EnergyShift

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EV蓄電池の活用で消費電力が3割減! 次世代技術、経産省補助金で実証事業に

EV蓄電池の活用で消費電力が3割減! 次世代技術、経産省補助金で実証事業に

デジタルイノベーションで脱炭素化社会の実現を目指すClimate Tech1 企業のアークエルテクノロジーズ株式会社(福岡県福岡市)は、経済産業省/資源エネルギー庁「令和3年度 蓄電池等の分散型エネルギーリソースを活用した次世代技術構築実証事業費補助金(ダイナミックプライシングによる電動車の充電シフト実証事業)2」に採択3され、8月より実証を開始することを発表した。

これは昨年度、同実証事業でアークエルテクノロジーズ社が提供を開始した、電力卸取引市場連動型ダイナミックプライシング適用の電力メニューに加えて、充放電時間の最適化を目的としたV2H4の自動制御技術をIOTデバイスと併せる研究開発として推進。
この技術によって、V2Hと電気自動車(EV)を接続しておくだけで、電力の市場価格が安い時間帯にEVの充電が行われるだけでなく、高い時間帯には市場からの電力購入を制限し、EVから家庭等に電力が供給されるといった制御を自動で行うことが可能となる。

アークエルテクノロジーズ社の宮脇良二代表取締役は、「この自動制御を実現することで、市場メカニズムを活用し、再生可能エネルギーの比率が高いと考えられる“市場価格が安い時間帯”の電力の有効活用を推進することが可能となり、同社のミッションである『デジタルイノベーションで脱炭素社会を実現する』ために、大きな意味を持つもの」との考えを示した。

8月からの実験結果を検証し、早ければ2022年から同社の契約者向けに九州から本格展開を開始する予定。
同サービスでは、充放電に必要な機器がリースとなるが、リース代を払っても、消費者が払う電気料金を従来より約2~3割下げられる見込みで進んでいるという。
この技術は、一般家庭の災害時のエネルギーの備えにもつながるもの。次世代技術構築実証後の製品化が待たれる。

1Climate Tech(クライメートテック:気候変動テック):CO2排出量の削減または地球温暖化の影響への対処に焦点を当てた技術のこと
2令和3年度 ダイナミックプライシングによる電動車の充電シフト実証事業に関する情報
3令和3年度 ダイナミックプライシングによる電動車の充電シフト実証事業に関する採択結果
4V2H(Vehicle to Home):EV充電器の機能に加えて、Vehicle(車)からHome(家)へ、EV(電気自動車)に充電された電力を家庭等に供給することが可能な充放電設備

EnergyShift編集部
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