日鉄エンジニアリングと大阪ガスが共同出資するタイの現地法人NS-OG Energy Solutions(Thailand)Ltd.(NSET)は、本社を山形県に置くSpiberがタイ東部ラヨーン県に建設した「構造タンパク質の量産プラント」向けにユーティリティ供給事業を開始した。
今回の事業は、NSETが、Spiberが工場構内に建設したユーティリティ供給設備の操業・保守を請負い、工場の操業に必要な電力・蒸気・冷水を含むユーティリティ一式を、Spiberに対して供給する事業だ。
NSETは、高効率で安定的なユーティリティ供給を通じて、Spiberによる本施設の安定的な操業の一翼を担う。また、将来的な工場拡張に合わせコージェネ設備導入を含むエネルギー供給システムの最適化を実施する事により、Spiberが掲げる持続可能な社会の実現に向けた取り組みにも貢献するという。
なお、今回は、特に以下の項目が高く評価され、受注にいたったと説明している。
今後もNSETは、高く評価を得たエンジニアリング力・操業管理技術を活かし、SDGs(国連の持続可能な開発目標「13.気候変動に具体的な対策を」)に合致する、省エネ・CO2排出削減に資する環境性・経済性に優れたエネルギーソリューションの提供を通じ、顧客の低炭素社会の実現に向けた取り組みや、コア事業へのリソース集中をサポートすることにより、タイの持続可能な発展に貢献していくという。
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