12月3日、今治造船は、パワーエックスと資本業務提携契約を締結したと発表した。
同社がパワーエックスに10億円出資し、2025年までに電気運搬船(「Power ARK」)の初号船を完成し、試験運航を共同で実施していくという。
今治造船は、グループで国内10工場を擁する造船会社。パワーエックスは、洋上風力発電所で生み出した電力をPower ARKで輸送する構想を掲げるスタートアップ企業。基幹事業としてPower ARKの開発および大容量電池の開発、大量生産を計画している。元ZOZOの取締役兼COOの伊藤正裕氏が今年3月に設立し、話題となった。
今治造船は、パワーエックスとの協業により従来の造船業にはない新しいアプローチで脱炭素社会実現に貢献できると判断し、資本業務提携契約を締結するに至ったという。
今回の契約で今治造船がパワーエックス社に10億円を出資し、船舶用電池の開発・製造および、2025年末までに「Power ARK」プロトタイプ船の共同開発・建造を目指す。
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