出張で排出されるCO2を大幅削減、2040年までにカーボンゼロ エルゼビア-研究機関のCO2削減も支援 | EnergyShift

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出張で排出されるCO2を大幅削減、2040年までにカーボンゼロ エルゼビア-研究機関のCO2削減も支援

出張で排出されるCO2を大幅削減、2040年までにカーボンゼロ エルゼビア-研究機関のCO2削減も支援

オランダに本拠を置く、学術出版や情報分析の世界的企業エルゼビアは、アマゾンなどが2019年に立ち上げたクライメイトプレッジの気候誓約書に署名、2040年までにスコープ3(サプライチェーンや製品のライフサイクルにおける排出など)を含むカーボンゼロを達成することを、親会社のRELXとともにコミットメントを発表した。

エルゼビアのCO2排出の63%は、職員の出張における航空機からの排出だという。これにより、一人当たり年間で9トンものCO2を排出している計算だ。しかし、2030年までに全世界で一人あたり2.5トンまで引き下げないと、平均気温上昇1.5℃を上回る。こうしたことから、エルゼビアにとっては、出張におけるCO2排出削減が非常に大きな課題となっていた。

2020年は、エルゼビアの直接排出量であるスコープ1と電力などによる間接排出量のスコープ2、そして出張(スコープ3)については、温室効果ガスの排出量は正味ゼロだったという。とはいえ、カーボンオフセットをしていたとしても、実際には航空機の利用によってCO2は排出されている。こうしたことから、あらためて、2025年までには出張を効率的に行うなどによって、CO2排出量を半減させるということだ。

また、研究機関などサプライヤーからの間接排出量(スコープ3)についても、野心的な取組みをするという。具体的には、気候変動対策のプログラムの確立や、専門の研究者による委員会の結成を通じて、気候変動研究の加速の支援を行う、といったことだ。また、SDG研究をグローバルに調査・分析するツールの提供や、再エネによるカーボンゼロへの道筋のマッピングなども行えるようになるという。

なお、エルゼビアでは今年10月に、エネルギー関連の温室効果ガス排出に関する研究の世界的影響を分析したレポートを公開する予定もあるという。

エルゼビアのCEOである、Kumsal Bayazit氏は「気候変動が起こっているという科学的コンセンサスは明確であり、私たち全員が地球の未来を持続可能なものにする責任があります。エルゼビアでは、私たち自身の直接排出量はすでに正味ゼロとなっています。気候変動の誓約書に署名することで、2040年までに(事業全体の排出量を)正味ゼロにすることを達成するため、必要な課題に立ち向かい、行動を加速できると確信しています」と述べている。

また、RELXのCFOであるNick Luff氏は、「2010年から2019年の間に、事業全体のCO2排出量は52%削減できました。しかし、気候変動を1.5℃に抑制するためにはやるべきことはまだまだたくさんあります。クライメイトプレッジを通じてネットゼロを約束することで、私たちは自社の事業を通じて気候変動対策に取組みを続け、サプライヤーや顧客、その他の利害関係者と優位な関係を築きます」と述べている。

EnergyShift編集部
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