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大手コンビニ2社、燃料電池小型トラックの走行実証を開始

大手コンビニ2社、燃料電池小型トラックの走行実証を開始

2021年08月11日

大手コンビニチェーンのファミリーマートとローソンは、地球温暖化抑制や持続可能な社会の実現に向け、燃料電池(FC)小型トラックの実用性・利便性を検証するための走行実証実験を行う。

この走行実証実験による評価を踏まえ、実用化可能かどうか検証するという。

ファミリーマートは、トヨタ自動車といすゞ自動車が共同で開発したFC小型トラックを1台導入し、10月以降、愛知県岡崎市にあるファミリーマート岡崎定温センターを起点とした1日3便の店舗配送コースでの実証実験を予定。

ローソンは、トヨタ自動車と日野自動車が共同で開発したFC小型トラックを1台導入し、7月30日(金)より、東京都内のローソン約20店舗への弁当やおにぎりの配送をする実証実験を行なっている。

両社が実証に用いるFC小型トラックを製造しているトヨタ自動車、いすゞ自動車、日野自動車の3社は小型トラック領域を中心に、EV・FCV、自動運転技術、電子プラットフォームの開発を共同で取り組み、CO2排出量の低減に貢献している。

ファミリーマートでは、今回実証する定温配送は最も高いレベルの配送品質を求められるため、その定温配送に燃料電池小型トラックを導入することで、実用性(燃費・航続距離・温度管理)と利便性(水素ステーションでの充填タイミング及び充填時間)に関する検証を行うという。ローソンが導入するのも低温配送センターになる。

コンビニ2社はこれまでにも配送の効率化などCO2排出量削減に向けた取り組みを進めてきた。今回の実証実験を経て、FC小型トラックの本格導入を進め、さらなるCO2排出量削減のための取り組みを進めていくという。

EnergyShift編集部
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