9月2日、米ゼネラル・モーターズ(GM)は、北米の完成車工場の半分にあたる8工場で6日から生産を休止すると発表した。期間は1週間から最長4週間。
半導体の調達が困難になったことが今回の生産休止の原因だという。
今回休止となるのはピックアップトラックなどを生産する米国とメキシコの6工場、および多目的スポーツ車(SUV)を生産するカナダとメキシコの2工場。
GMは2〜3月にも半導体不足を理由に北米の複数の工場で生産を休止していたが、今回はそれ以来の大規模な休止となる。
半導体が不足している原因として、アナリストや各種報道では新型コロナウイルスの感染拡大が挙げられており、インド型(デルタ型)ウイルスの拡大によるアジアの半導体サプライチェーン(供給網)の混乱が影響したと考えられる。
半導体不足は、多くの自動車メーカーが予想していたよりも長く続いており、生産休止や大規模な減産など自動車各社への影響が広がっている。
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