10月1日、パナソニックは、高純度の水素と空気中の酸素との化学反応で発電する純水素型燃料電池の発売を発表した。
同社は、2009年に都市ガスから取り出した水素を用いて発電する家庭用燃料電池コージェネレーションシステム「エネファーム」を発売しており、今回発売する燃料電池は、エネファームで培った技術を応用している。
今回発売される燃料電池の発電効率は業界最高の56%。
また、発電出力は家庭用エネファームの発電出力(700W)の7倍以上となる5kWで、複数台を連結制御して需要に応じた出力アップも可能だ。
さらに、貯湯ユニットを接続すれば、発熱時の熱をお湯に変換して利用できるなど、コージェネレーションにも対応しているほか、停電時の発電や約1分での起動が可能。
日本経済新聞は、同型機は既に東京五輪の選手村跡地の「ハルミフラッグ」内に納入されることが決まっていると報じた。
ニュースの最新記事